医師の非常勤バイトを探す方法

あなたが非常勤バイトをする目的には

  • 空いた時間に少しでも収入を得たい
  • スポットだとスケジュール調整の手間がかかるので、定期的な勤務をしたい
  • 今の病院ではできない医師としての経験を積みたい

があると思います。

 

自分の働いている病院では得られない経験、すなわち普段あまり見ない患者層や病気を診て経験を積むことができます。

また、他の医師の処方内容を見れるので、あなたの処方できる薬の種類の幅を広げることもできます。

 

さらに、非常勤バイトをきっかけに、後々になってその病院に就職するというケースも結構あります

 

まずは非常勤バイトをすることで、その病院がどんな雰囲気か分かりますので、その様子を見てから常勤になるという方法があります。

私の周りでは非常勤バイトから常勤になるというケースが結構多かったです。

 

では医師の非常勤バイトを探す方法にはどのようなものがあるか?

それは

  • 知り合いの医師からの紹介
  • 医師求人を扱うサイトに登録しエージェントを利用する

の2つがあります。

それぞれの方法のメリット・デメリットと、おすすめの医師非常勤バイトの求人サイトを紹介します。

知り合いの医師からの紹介で非常勤バイトすることのメリット・デメリット

知り合いの紹介による非常勤バイトのメリットは、勤務条件や仕事内容を事前に細かく知ったうえで勤務できることです。

 

知人の紹介といってもいろいろありますが、大きく分けると「医局がらみ」の非常勤バイト「医局の絡まない」非常勤バイトとがあります。

私はどちらのパターンでも複数回働きましたが、困ることが断然少なかったのは、実は「医局が絡んでいる」バイトでした。

 

私はどこの医局にも入っていませんでした。

しかし、医局の絡むバイトであっても、意外と働きやすかったのです。

 

医局の絡むバイトであっても、無理な勧誘を受けることもありませんでした。

そして、私以外の医師の大半は特定の大学出身者でしたが、特別扱いされることもなく、平等に接してくれました。

 

医局が絡んでる病院は、多くの医師がその病院にバイトに行っているので、非常勤医師の受け入れるシステムが整っているということが多いのです。

 

一方、「医局の絡まない」非常勤バイトは、働く上では特段問題はありませんが、「辞めにくい」というデメリットがあります。

なぜなら、医局の絡むバイトのように、医師がある程度安定供給されていないため、その病院は医師不足であることが多いためです。

 

例え非常勤バイト先であったとしても、辞める際には「留学する」とか「引っ越しする」、「常勤先の勤務日数が増える」など、よほどのことがない限り辞めにくいですよね。

辞める際には引き留められたり、「代わりに来てくれる医師を紹介してくれませんか?」とお願いされることが多かったのです。

 

そのため、たとえ辞めるにしても、紹介できる医師がいないと、辞めずらいというデメリットがあります。

エージェントを通して非常勤バイトをすることのメリット

エージェントを通して非常勤パイトを探すことのメリット

  • 勤務できる病院やクリニックの選択肢が多い
  • 条件(給料・勤務時間など)の交渉に乗ってくれる

逆にデメリット

  • 契約書を交わしたとしても、実際の人間関係や雰囲気、働きやすさなどが分からない

ことです。

 

知人の紹介ですと、契約書が交わされないことがあります。

その知人が信頼できて、勤務先との様々な条件の交渉に乗ってくれるならいいですが、そのようなことはほとんどないですよね。

 

だからと言って、例えば病院のホームページに非常勤医師の募集があったとしても単独で応募するのはあまりお勧めできません。

あなたがよほどこの病院で働きたいというこだわりがあるのなら応募してもよいと思いします。

 

しかしいくつかの病院の募集を見た上で決めたいということであれば、エージェントを通したほうがメリットは大きいです。

なぜならその病院に行って面接をする前に、勤務にあたって様々な条件の確認や交渉が、エージェントを通して可能だからです。

例えば、

  1. 固定で勤務する曜日の変更は可能か
  2. 勤務時間の融通は利くかどうか
  3. 交通費で特急車両を使わせてもらえるのか
  4. 外来や病棟での受け持ち人数の確認
  5. 業務内容の確認

これらをエージェントを通して確認したうえで、面接に挑むことができるのです。

 

あと、意外と盲点なのは有給休暇の所得についてです。

週1回のバイトだと有給休暇はもらえないと思ってませんか?

 

週1回のバイトであっても、半年以上継続して勤務し、8割以上の日程を勤務していれば、1日の有給を付与されます。

しかし、このことは病院の人事や採用担当者も知らないことが多いのです。

 

勤務してから有給休暇について、病院に言っても認めてくれないことがほとんどです。

勤務前にエージェントを通して確認しておくとよいでしょう。

どんな医師非常勤バイト紹介サイトがおすすめか?

医師の非常勤バイトで大切なのは

  1. 案件が豊富
  2. 応募する病院担当者と交渉してくれる
  3. エージェントとやり取りをしていて返事が早い

です。

ただし正直どこの非常勤バイトのエージェントも、こちらがしっかりと希望を伝えれば

2.応募する病院担当者と条件の交渉はどこもやってくれます。

 

3.エージェントとやり取りをしていて返事が早いか?については、私がやり取りしたなかでは遅いと感じた所はありません。

 

非常勤バイトのサイトについては、複数を登録した上で、あなたの希望する条件、すなわち仕事内容や日程、給料などの条件が合うかどうかを探すと良いでしょう。

なぜなら、非常勤の募集は、病院によっては一部のエージェントにしか掲載していないことが良くあるからです。

 

ただし、ただやみくもにいろんなサイトで登録しろといわれてもある程度の指標はあったほうがいいと感じられる方もおられると思います。

以下に私が実際に使ってみて、特に対応などの良かった2社を紹介し、それ以外にも私が実際に登録してみたところなどをご紹介します。

おすすめの非常勤バイトのサイト

私が実際に利用して対応などの良かった非常勤医師バイトのサイトです。

私の希望に一致するバイトの案件がこの2社にあり、しかも対応が良かったエージェントです。

他のエージェントはたまたま私の希望する案件がなかったため、登録はしても実際にエージェントに関わることはありませんでしたが、おすすめのサイトを紹介します。

Dr.アルなび

このサイトの一番気に入ってるところの1つは検索画面が非常に使いやすいところです。

定期バイト案件ってたくさんありますが、案件が多すぎるときはこの検索で細かく条件をしぼることができるのです。

 

例えば

  • 働くエリア
  • 勤務区分(日直でも午前のみか午後のみなのかなど)
  • 医療機関の種類(有床、無床、救急指定なし、介護老人保健施設かどうかなど)
  • 路線

など、細かく絞り込み検索ができます。

 

私は以前、このエージェントを通して、ある小規模の病院で週1回の定期非常勤バイトをしていました。

しかし勤務3か月後にその病院でトラブルがありました。

契約内容とは違う仕事を強要されたのです。

 

私が勤務して3か月目に、他科の医師が急に退職したのですが、その辞めた医師の穴埋めのために、他科の仕事までさせられそうになったのです。

契約内容とは全く異なる仕事でしたので、Dr.アルなびの担当者に相談したら、親身になって対応してくれました。

民間医局

定期非常勤の仕事を【民間医局】を通して2度ほどお世話になりました。

登録案件も多いです。

3年程空いてからの利用だったが、2度とも同じ担当者でした。面接にも同行してもらいましたが、非常に人当りのいい担当者でした。

 

また、応募した定期バイトのうち、1つは定期的に当直に入るバイトでしたが、他所の勤務の関係で当直に入る時間についての融通を利かせてくれるよう交渉してくださりました。

また、毎年のように担当者から年賀状が届きます(笑)


まとめ

定期の非常勤バイトは知人による紹介と、エージェントを通しての紹介とがあります。

 

どちらにもメリット・デメリットがあるので、どちらがいいとは言えませんが、知人による紹介は、職場の仕事内容や働きやすさ、雰囲気などが前もって分かることです。

逆にエージェントを通しての紹介ですと、仕事内容や働きやすさなどは、実際に働いてみないと分からないです。

 

ところが知人の紹介のみですと、選択肢は少ないです。

ところがエージェントを通しての紹介だと、選択肢は膨大にあります。

 

また、契約内容の交渉については、エージェントを通したほうが、代理で交渉してくれるためメリットは大きいでしょう。

 

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